小児科
小児医療を幅広く丁寧に「胎児(お腹の中の赤ちゃん)」から思春期過ぎまで」の一貫した小児医療をモットーに、
新生児から一般小児の感染症、循環器、アレルギーなど各分野に対応した丁寧な診療の提供を心がけています。
診療科目
- 一般小児科
- 新生児治療
- 小児感染症
- 予防接種
小児科の特長と診療内容
POINT 1 新生児治療
未熟児・新生児治療
当院あるいは関連病院で出生した早産児や病的正期産児に対して、新生児専門の医師らが呼吸・循環・代謝管理をはじめとする手厚い医療・看護ケアを実施しています。高リスク妊娠から出生した児に対しても、疾患発症の予防や早期対応に努めています。
例えば、胎児エコー検査による先天性心疾患(STIC解析)や他の先天異常の出生前診断は、最新の超音波機器を駆使し、当院産科と検査部、道立子ども総合医療療育センター(コドモックル)、札幌医大小児科、手稲渓仁会病院小児循環器科などと緊密に連携して行い、成果をあげています。これによって、生まれてくる赤ちゃんにとってベストな事前対応を可能にしています。また、生後の発育をご両親と共に温かく、きめ細かく見守ってゆきます。
POINT 2 一般小児医療
小児科がカバーする診療範囲はとても広く、深いものです。当院小児科は、幅広い小児科領域の中のさらに専門化された分野(新生児、感染症、アレルギー、循環器疾患など)にも対応できるよう努めています。当院の新生児、アレルギーの専門医、感染症に精通した医師や高次連携病院(コドモックル、札幌医大、NTT東日本札幌病院など)の各領域の専門医から支援を得つつ、通常の小児科クリニックでの診療にプラスアルファできるような診療の実践に取り組んでいます。
例として小児心臓外来(月2回)、新生児フォローアップ外来(随時)なども行っています。またアレルギー専門医も常駐しており食物アレルギーの負荷試験なども実施しています。
POINT 3 予防接種・乳児健診
予防接種
当院では定期接種(公費負担)から任意接種(個人負担)まで、各種ワクチンの接種が可能となっています。近年は推奨ワクチンの数も増えており、接種内容や接種間隔などお悩みになる場合もあると思います。当院ではワクチンに関するご質問や、接種スケジュールの相談なども適宜受け付けています。
また、ワクチン専用の外来枠を週2回(毎週水曜日・木曜日午後)設けており、感染症にかかっている他の児と接することなく安心してワクチンを接種できるように配慮しています。
ご都合の合わない方は一般外来の時間帯でも接種可能です。
乳児検診
乳幼児健診には、公費で行われる公的健診と、私費による私的健診があります。
公的健診は自治体により異なりますが、札幌市では生後4か月、10か月、1歳6か月、3歳、5歳で健診を行っています。公的健診は市町村で行っていただいておりますが、上記以外のタイミングでの健診をご希望の方は私費で健診を受けることも可能です。
POINT 4 その他の医療関連活動
当院小児科は産科、婦人科、麻酔科とも協力して、新生児蘇生法(NCPR)の講習会を定期的に開くなど、病院全体としての技術習得とレベルアップを目指して活動を行っています。
また、「札幌東豊病院 院内感染対策委員」の管理のもと、様々な流行する感染症に対する院内感染制御対策にも主体的に取り組んでいます。